令和3年3月27(土)
・カラタチの挿し木をやってみた!
3月27日、カラタチの挿し木をやってみました。
以前やってみた時の様子は、こちらです。 ^^;
平成31年1月19日 初めてカラタチの挿し木にチャレンジしました。
平成31年3月23日 二回目のチャレンジです。
令和2年3月1日 カラタチ挿し木のその後の様子です。
・カラタチのタネは多胚性と言って一粒から2~5本の芽(苗)が出る様で、カラタチの苗を作るのは挿し木ではなく、種を蒔いて育てるのが主流です。
・柑橘の種類によっては、水揚げが良い(葉が大きく充実したレモンや樹勢が強いオレンジ等)ものは挿し木が遣り易いですが、逆に、水揚げが宜しくない(柚子、橘、枳殻、金柑類等)と思われるものは挿し木に不向きです。
・台木などの使用目的に、それらを増やす場合は “取り木” が手っ取り早いと思います。(茎径が細くても可)
「カラタチの挿し木は難しい」という情報が次から次へ入ってきていました。なので、当初は「失敗する」という思いの方が強かったです。恐らくは、①実生で育てる、②取り木で増やす、という方が主流なのかもしれませんが、私が挿し木を検証した時の結果から言いますと、8月25日(約5ヵ月後)に発芽を確認出来ています。過去に「取り木」にチャレンジした事があるのですが見事失敗。なので、「取り木に再チャレンジしてみようか」という考えもあったのですが、ここは挿し木にしてみました。
検証用の苗木が少なくなってきましたので、もう2、3苗作ってみましょう。レモンの挿し穂と比較しますと、カラタチはなかなか成長してくれません。これは事前に教えて頂いていた事なのですが、こんなに成長が遅く、接ぎ木台木として使える様になるまでに時間を要するとは思いませんでした。
平成31年3月に挿し木した挿し穂(全部で8本挿し木した内の成功した苗)の様子です。約2年経過しようとしているのに、まだこれぐらいの大きさです。 🙄
1、鉢の準備
鉢植えレモンの植え替えをした後不要となった7号鉢です。
これに、下側に花の土、上側に「さし芽種まきの土」を入れてみました。
2、挿し穂の準備
カラタチ台木の元気そうな枝のトゲを、事前に切り落としておきました。
癒合促進剤を塗り、完全に乾いている様です。
少しでも蒸散を抑えられるでしょうか?
3、挿し穂を挿してみた
挿し穂の長さは「出来れば長さは20㎝くらい。挿す深さは5㎝くらい。」との事にて、メジャーで測り切ってみました。挿す方の枝は接ぎ木ナイフで斜めに切り、発根促進剤を付けました。切る際、断面が広くなる様、また傷まない様綺麗に切る事に注意してみました。挿し穂を挿す時は、先に穴を開けてから挿し穂を穴に入れ、土をかぶせる様に挿した方が良い様です。土に挿し込みますと、せっかく付けておいた発根促進剤がとれてしまいます。^^;
4、支柱を立ててみた
保湿を図る為に、苗をビニール袋で覆わなければなりません。(以前挿し木をした時は、小さな鉢を使った為、鉢ごと袋で覆いました。プランターを使用した時は覆う事すらしておりませんでした。)今回は鉢が少々大きいので袋を被せる為の支柱を用意してみました。
5、ビニール袋で覆ってみた
もっと透明な袋を使用したかったのですが。。。 次の休日にでも買いに行きましょう。^^; 覆ってみて感じた事。支柱の足の部分が邪魔をして、下側を麻紐で縛っても、かなり隙間が出来てしまいます。ちゃんと保湿を図れるのか心配になりましたが、翌日見ますと内側に水滴が溜まっていました。暫くこれで様子を見てみます。
6、玄関の隅に置いてみた
少しでも蒸散を抑える為に日陰で育てようと、玄関の隅に置いてみました。この場所ですと午前中は日陰で、午後は陽が当たる状態になります。陽に当たった方が成長しやすいという考え方もある様ですので、ある意味Bestな場所なのかもしれません。^^;
* 一週間後の様子 *
さて、挿し木をしてから1週間経過した、今朝の様子です。透明袋も購入してきましたので、半透明から替えてみました。
袋の内側は水滴がいっぱい付いていましたので、保湿は上手くいっていたのではないかと思われます。挿し穂には黒い点(新芽が出だす所でしょうか)が付いていますが、今の所動きなしの様です。これで、暫く様子を見ていきたいと思います。
そして最後に、今回忘れたくない事。
強剪定です。「カラタチの成長は遅い。なので、強剪定をして、少しでも成長を早める。」全く失念しておりました。なので、前回のはしなかったケース、今回のはしたケースで比較してみたいと思います。^^;
・今年もやっぱりテッポウムシ被害!
毎年毎年テッポウムシ被害に悩まされております。
・平成30年9月24日 幹以外の全ての枝を落とした時の記事です。
「サザエさん」に出て来る「浪平さん」の「1本の毛」の様に生えている1本の小枝だけを残して、ほぼ全ての枝を切り取りました。全ての枝を切り取るつもりはなかったのです。テッポウムシが居そうな(枝が膨らんでいる)枝を1本づつ切って中の様子を確認していくと、結果的に全て切り取ってしまったという感じです。
そして次は、令和2年5月23日に、2度目となる枝の切り落としが行われます。令和1年(平成31年)9月頃も「やばそうだな」と感じていたのですが、流石に2年連続枝が無くなるのが辛くて、主枝になりそうな枝を切らずに残しておいたのですが、翌年5月になっても新芽が生えてこないのを確認し、完全にやられていると判断して切り取りを決断しました。昨年、果実の収穫は出来ましたが、残った幹の真上から生えてきた枝に生った果実であり、まともに生った果房がたった12房、その内、腐らずに食べれたものは数房でした。やはり春先にちゃんと生えている枝にしか果実は生らない様です。
その意味で、春先に枝が残っている状態を実現したかったのですが、今年は。。。 3月27日、とある作業をしてみました。 🙄
非常に嫌な感じがします。
間違いなく枝が膨らんでいます。
間違いなく「居る」と思われます。^^;
そして、その膨らんでいる部分の少し手前を切ってみますと。。。
やはり枝の中が空洞になっています。
テッポウ君に食い荒らされている様です。
ただ、この時期枝を切るのは注意した方が良い様です。切るなり樹液がポトポト落ちてきました。「これは枯らしてしまう。」と思い、出血を止めておきました。^^;
そして、切り取った枝を少しずつ削り開いていくと。。。
やっぱり居ました!
悲しくなった私は、妻にも、長男坊にも、お隣さんにも見せて回りました。^^
昨年秋、居そうな枝を切り取りましたが、まだ残っていました。
しかしながら、幸いな事に、テッポウムシが居そうな箇所はここだけでした。;
更なるテッポウムシ被害が1か所で良かったです。他は。。。
やられた枝が1本で済みましたので、複数本の枝が残ってくれました。そして、その枝達から新芽が出だしています。枝の端から新芽が生えて来るのが不思議です。今年こそは、ご近所さんに配るのにもドキドキしない程、かなりの数の果房を期待したいものです。 😛
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