先週の10月31日(土)、ピオーネの枝をチェックしていましたらテッポウムシ被害にあっている様な枝を発見しました。しかも、2本。今年は伸びてくれた枝を剪定せず(主枝1本だけ成長させるのではなく)、複数本伸びた枝を確保しているとはいえ心配で心配でなりませんでしたので、本日再度枝のチェックをしてみました。
すると。。。
茶色に変化した枝もあれば、未だに緑色のままの枝があるのが不思議でした。

ぶどうは収穫時期になりますと翌年の準備が始まります。枝が登熟してきます。今年の晩秋には翌年の結果が既に出ています。晩秋まで葉をしっかり残すことが重要ですね。
ぶどうの枝が緑色から茶色に変化する事は教えて頂き知っておりました。「新梢の登熟」。茶色く木化した新梢は、寒さに強くなり枯れにくくなるそうです。
今の時期でも「登熟」しかけていない新梢があっても良いのだろうか? また、変な事になっていないのでしょうか?
その様な心配をしながらよく見てみますと。。。
枝の色が緑色だけなのではなく、カビが付いている様でした。先週確認した時には無かったはずです。見落としていたのでしょうか? 或いは、1週間でこの様な症状になるものなのでしょうか? ^^;
いや、緑色の新梢だけではありませんでした。 登熟しかけている新梢にも。。。 むしろ、こちらの方がはっきりと判ります。 💡
概要
うどんこ病は,一般にマスカットや甲州など欧州系の品種に発生が多い病害であり,県下では巨峰の雨よけ栽培などで多発する園がよくみられる。病徴と診断
うどんこ病;葉,新梢,果実に発生する。葉では,はじめ黄緑色の斑点が現れ,やがて表面に白色のかびができる。このかびはしだいに灰白色となり,全面に広がる。緑枝や幼果でも,はじめ白色のかびをつくるが,のちにかびがとれて黒褐色の病斑となる。また,発病した幼果は鉛色となって裂果したり,奇形となって硬くなる。熟果では放射状に変色して黒褐色のあざ状となる。発生生態
島根県農業技術センターさん記事より
うどんこ病;ブドウの芽の内部に菌糸が潜んで冬を越し,翌春,新梢が伸び始める頃に伝染して発病する。適度の雨があって蒸すような気象条件下で多発しやすい。
そもそも「うどん粉病」は夏のものだと思っておりました。それも、枝に付くものではなく、果粒や葉に付くものだと思っておりました。しかしながら、再度調べてみますと、「夏の冷涼少雨」、「初秋の低温乾燥」で多発しやすいのだとか。しかも、その発生は雨除け栽培で多いとの事。今発生したとしても不思議ではないものなのかもしれません。「うどん粉病」も酷くなると樹を枯らしてしまう事になる可能性もあるとの事にて、早速対応を考えないと。。。
ココに注意
② 落葉などはきっちり処分する。
③ 「芽しぶ」や発病果房は見つけ次第取り除く。
④ 症状が見られたら、早めに重曹スプレーを噴き付ける。
(重曹1gに対し、水 500~1,000ml)
⑤ それでも酷かったら、薬剤も検討する。
薬剤は、ベンレート水和剤等が予防薬として使われている様です。
最も、私が使用しているEM菌には、乳酸菌、酵母、光合成細菌などが入っているはずです。そして、乳酸菌には、特に「うどんこ病」に対する制菌効果があると言われています。その意味では、EM菌ぼかし肥料が防除の役割を果たしてくれている、はずなのですが。。。
取り急ぎ、本日は、
① かなり白っぽくなっている新梢を切り取った。
② エチルアルコールを噴き付けてみた。
を行ってみました。 当分様子見です。^^;
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