平成29年6月17日(土)
「桃栗三年柿八年」に続きがあるのを初めて知りました。
所説あるようですが・・・
「梨の馬鹿目が十八年」
「柚子は大馬鹿十八年」
「林檎にこにこ二十五年」
「梅は酸い酸い十三年」
「柚子は九年の花盛り」
「柚子は九年でなりさがる」(なり盛る)
「ビワは9年でなりかかる」
この他にもあるわあるわ・・・「女房の不作は60年」
「亭主の不作はこれまた一生」
と、果物ではなく人にかかることわざ迄出てきました。
まてよ、当家の「ゆず」はいつ頃植えたのでしょうか?
よくよく覚えていませんでした。
妻に尋ねてみたところ、
何年前かまでは覚えていないけど、苗木や花を売っているお店に行った時、あなたが衝動買いしたんじゃなかったけ?
はっきりとしませんでしたが、「十年前後は経過しているのではないだろうか?」と思います。なにげに買い、なにげに植えたせいでしょう。 その後、実がなっていたかどうかも記憶にありません。無関心だったのでしょう。
もともと私はそういう人間です。ただ、1つ覚えている事は、昨年、4~5個は実がなったという事。私は果実が緑色の時に取って食べてみようとしました。その時に、「柚子は実が黄色くなってから取るのだよ」と言われました。
「柚子は大馬鹿十八年」とあるが、実際にはそこまではかからないように思えます。「おおよそ十年前後、実はならず、やっと昨年実をつけた」という事だったのでしょうか? 植えていた事すら十分に記憶しておらず、柚子さんには大変失礼な事をしました。レモンさんとの比較で、柚子さんの存在を意識し始めました。 ^^;
それはさておき、その事もあって改めて柚子の幹とレモンの幹を比較してみました。
写真を撮る時の接近具合が少々違いますが、やはり柚子の幹の方が太く育っていると思います。又、「これは種の違いによるものなのだろう」と思われますが、根が分かれてしっかりと地面に食いついている感じがします。レモンのように鉄の棒で支えようとは思いません。
レモンも、いろいろな高さの枝から実が沢山生るようになるには時間がかかるという事なのでしょうか・・・
もし、このレモンの木がダメになったら・・・
カミキリムシにやられたり、寒さ対応が十分でなかったら・・・
ありうる・・・
私は、万一の事態に備える事にしました。
レモンの木を増やすのです。
ダメになってから対応していては、果実を収穫出来る程大きくなった樹に育つ迄にまた数年必要となってしまいます。
それから、庭植えと鉢植え。
それぞれにメリット・ディメリットがあるようでしたので、鉢植えもやってみたいと丁度思っていたところです。
という事で、「挿し木」を行い、鉢植えレモンを増やす事を試みる事にしました。
他諸々の整理もあったのですが・・・庭で約3時間も作業をしてしまいました。しかも、12:30~15:30頃まで。1番暑い時間帯でした。
* レモンの挿し木
1、レモンの木から枝を切ってみた。
放っておけば、将来、絡んできそうな枝を選びました。
枝先端部のみずみずしい感じの枝、伸長中のやわらかい枝は、挿してから腐りやすい為向いていないようです。伸びが止まり、葉は展開し固まったところのものが挿し穂としては良い・・・
しかしながら、私は上記の通り、このまま伸びれば絡まりそうな枝を取りました。ちゃんと根が生えてくるのでしょうか?
2、挿し穂の長さを10~15㎝のにしてみた。
そして、枝の下側半分の葉を落としてみました。
次に、残した葉を半分に切りました。(蒸散を抑える為とのこと)
3、挿し穂を水に浸けてみた。
バケツに水を入れ、1時間程浸けてみました。
4、下側先端部を斜めに切った。
断面積を増やし給水量を増やす為、又、根が出る面積を広げる為に、挿し穂の下側先端部を斜めに切ってみました。下記の写真は、ハサミで切った時のものです。ご覧の通り、断面がギザギザになっています。よく切れるナイフ等で、ピッシャっと綺麗に切らないとならない様です。
5、切った断面に発根促進剤を付けた。
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6、さし芽・種まき専用の土に挿し木してみた。
差し込む時に、発根促進剤が取れないように、穴を掘ってから枝を差し込み土で覆いました。それから水をやったのですが、土がさらさらしているせいか、土が流れ枝が傾くので、少し枝を持ちながら水をやりました。
風当たり、日当たりの少ないところで置くのが良いようなので、玄関先の日陰のところに置いてみました。今後は毎朝、毎夕、水やりを忘れないようにしようと思います。
今から、約2か月間。又、楽しみが増えました。
きっと、きっと、根っこが生えてきますよう・・・
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挿し木の場合、自根で成長する事になりますが、自根よりも耐寒性・耐病性が有り、生育の良い台木を使う「接ぎ木」という苗木の増やし方もあります。果樹や花の種類によっては、自分の種から、或いは、挿し木から育てた場合、種が出来なかったり、又は、出来るまでに長い時間を要するものがあります。接ぎ木で育てると、早く実がなり(結果樹齢に達する事が早い)、病気や害虫に強い木が出来るようです。
柑橘接ぎ木 成功の秘訣をまとめてきた記事です。
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