令和元年5月3日(金)
今育てている庭植えレモンと鉢植えレモンの摘蕾をしてみました。昨年までは「摘蕾摘花はしない」と思っていました。理由は「生理的落果」を考慮してです。
*「生理的落果」とは
👉 「こちら」!
つまり、「事前に摘蕾摘花をして蕾や花の数を減らしたにも拘わらず、その後、生理的落果により果実がさらに落ちてしまい、結果、果実がほとんど残らなくなってしまった」という心配があるからと言う事です。それを心配するぐらいなら、摘蕾摘花はぜずに果実を付けさせて、生理的落果の結果(6月のジューンドロップ後)を見て、未だ数が多い様でしたら摘果する、とした方が良いと考えていました。
今年も、つい先日まで、そうしようと考えていました。
しかしながら、少し考えが変わりました。
① 蕾の数が昨年までと比較にならない程多い。
② 接ぎ木した穂木から出た新芽が成長しない。
③ 何気に摘蕾したみかんの苗木の新芽が成長し始めた。 からです。
先ずは、蕾の数についてですが・・・

庭植えレモンも鉢植えレモンも、蕾がかたまって出来るのです。全体的に、「〇〇個あり、多すぎる。」というより、「その1か所にそんなに蕾があっても、全て果実となり収穫するまで成長するのは無理でしょう」と言える程、かたまってできました。
樹が上へ上へと成長するのを止めるべく上部の新芽は切り取っているから、自身の成長より実(種)を残すのに力を注ぎ始めたのか?と思っておりました。この時点でも、未だ摘蕾する事にしていませんでした。
次に、接ぎ木した穂木の新芽が育たない事についてです。
今年の3月に接ぎ木をしてみました。レモンと花柚子の樹に、みかんの穂木を接ぎ木してみました。そして、4月14日には、その穂木の内の数本から、新たな芽が出始めている事を確認しました。
その時の記事が、「こちら」です。
その後、日々楽しみに新芽の成長を観察しましたが、ほとんど成長しません。少しづつは成長している感じです。新たに新芽が出た穂木もあります。しかしながら、「明らかに成長が遅い」です。レモンや花柚子の新芽の方が成長しています。いや、それより蕾の数が異常に多いです!またまた、いや~~~な感じがしてきました。このまま枯れていくのではないか???

この時点でも、未だ摘蕾する事にしていませんでした。
次に、摘蕾したみかんの新芽が成長し始めた事についてです。
次に、摘蕾したみかんの新芽が成長し始めた事についてです。
接ぎ穂を頂いた時に、みかんの苗木を頂きました。普通に鉢に植え替え見つめていました。すると、新芽が出始め・・・それから、蕾が沢山付きました。頂いて直ぐでしたし、まだまだ小さい苗木です。苗を成長させる事を最優先としていましたし、もっとも、蕾を大事にしても収穫に至らないと理解していましたので、蕾は切り取ろうと考えていました。
4月28日 何気に蕾を取り除いてみました。


いつまでたっても、中途半端な私です。またまた、1個だけ蕾を残してしまいました。 ^^; 何かの観察になればとの思いで・・・1つだけです。 許して下さい・・・ただ、ここからは少し想像していなかった事が起こりました。樹自体の成長が始まったのです。表現が難しいのですが、ゆっくりとした成長から、目に見える速度での成長となった感じです。

写真では、少し分かり難いのですが、わずか4日で、はっきりと見える程に芽が成長しました。苗木を頂き、植え替えをしてからも確かに成長してはいましたが、これ程のスピード感はありませんでした!蕾が付いて、喜んで、見とれていた私が悪いのです。蕾に栄養を大分持っていかれていたのでしょう・・・ここまで来て、ようやく私の重い腰が上がりました。
「やはり、蕾を摘蕾しないといけない。
栄養をもっと接ぎ穂に回るようにしなければ・・・」
接ぎ木をしてからも、台木側の枝の芽欠きはしてきたつもりです。
*だいぶ目を擦っていましたが・・・
でも、それだけではいけない!もっと栄養を回るようにしなければ・・・
*思い立つのが、だいぶ遅い感じもしますが・・・
思い立ったら吉日。本日、朝から決行してみました。実に。2時間半の作業となりました。
*またまた、腰が痛くなりました・・・

本日の庭植えレモン君です。ちょっと遠めで、蕾の付き具合が分かりません。

こう比較してみますと、まだまだ蕾が残っています。気の弱い私の性格が十分出ている様な気がします。しかしながら、塊となっている様な蕾は取り除いてみました。
鉢植えレモン君も・・・


分かりにくいかもしれませんが、切ったあとです。


蕾の成長、実付き具合、新芽の成長具合・・・それらをよく観察しながら、今後の更なる摘蕾を検討していきたいと思います。ちなみに、同じく接ぎ木した花柚子は摘蕾しませんでした。レモン程、蕾がかたまって付いた感じはなかったから。
*もともと花柚子は少しかたまって実がつきますが・・・
代わりに、上側の枝を少し切っておきました。樹の成長を少し押さえて頂きたいものです。
今日の花柚子君。


本日の最後に思うこと・・・
今回の摘蕾は「接ぎ穂の成長が遅い」事からの判断でした。しかしながら、接ぎ木をしていなかったとしても、毎年「摘蕾」はした方が良いのでは?と思いました。昨年までは、蕾の数が今年程にはなかったから、先述した様に、「生理的落果後の判断」で良かったかもしれません。でも、蕾の数次第では、やはり事前に相応の数まで減らすべきです。
「今年、何個の果実を生らす予定としているのか?」
も考えながら、来年以降も摘蕾を試みたいと思います。
令和3年4月10日(土) 追記
この記事を書いてから約2年が経過しました。
令和3年4月、今年は平成元年を思い出す程に新芽(花芽・葉芽とも)が順調に生えてきてくれています。何が最も良いかと言いますと「時期」です。昨年迄は、5・6月以降にようやく葉芽が成長し始めてくれたと言う状況でしたが、今年は4月10日時点で葉芽の成長を確認出来ています。沢山の「春枝」が出来てくれる事が期待出来ます。4月10日現在の様子を記事にアップしました。
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