黒点病発生!
大変悲しい状態を発見してしまいました。
黒点病の発生です。
しかも、大事な大事な「鉢植えレモン」に。
(庭植えレモンも大事ですが・・・)
今年、果実の収穫を期待し、
購入したところの、
唯一、果実が生育中の、大事な苗木に・・・
10月14日(土)撮影
先週、「あっ黒点病が発生しているな!」
と思って撮影したものです。
ちょっとバタついていましたので、
ほっておいてしまったのですが、
広がっていました。
10月21日(土)撮影
少し、拡大してみると・・・
被害は、ひどく広がっていませんが、直す
方法はないようですのでショックです。
拡散を防がねばと思います。
☆ 黒点病(黒星病)とは
葉・枝・果実に、黒い斑点(円形の斑紋)が
出来ます。病原菌(カビの1種)の密度が低
い場合は、円形の黒点となりますが、密度が
高い場合は雨滴の流れた跡が発病して涙斑状
となり、さらに果実等一面に広がると泥塊状
となるようです。
枯れ枝の中で胞子の形で冬を越し、気温が
20℃前後になって、雨等で濡れた状態になる
と胞子が飛び散り、20℃~27℃で発芽・感染
して黒点になります。一旦この病原菌がまん
延すると、菌は3年程生存して感染源となる
そうです。
気温が14℃以上になると感染しやすくなり、
22℃以上になると容易に感染するようになる
ようです。20℃で12時間以上、24℃~28℃で
8時間以上の濡れ時間が必要とされているよう
です。6月の中旬から7月中旬の梅雨時期と、
8月中下旬~9月中下旬が感染しやすいよう
です。
ちなみに、当家の鉢植えレモンは、「軒下
(雨があたらず)で、日中は日が当たる場
所」(玄関のところなのですが)に置いてい
ましたので、「長い時間、雨に濡れた」とい
う事はないと思うのです。又、①土の表面の
乾燥を防ぐ為、②見た目をオシャレにする
為、ハスクチップを敷いています。
なので、跳ね返りの水により菌がついたと
いう事も少ない状態であったはず・・・
湿気が多い?(雨が続いた)状態でも菌が付
く(発芽する)ということも念頭に置かない
といけないかもしれません。
黒点病は、かかってしまったら直す方法はな
い為、見つけ次第、拡散防止の為に取り除く
ようにします。又、状態がそれ以上拡大しな
いように薬剤を散布する事も大切です。
菌が芽吹く前に薬剤を散布して、越冬してい
た病原菌が活動できないようにすることも
効果的です。
👉 気を付けたいポイント
① 枯れた葉や枝が根本にたまらないように
掃除する。
② 枝や葉にかからない様に、水やりを
する。
③ 雨に当たらないようにする。
④ 水の跳ね返りを防ぐ為、マルチシート等
を敷く。
⑤ 発生を見つけたら取り除き、拡散を
防ぐ為、薬剤を散布する。
⑥ 肥料切れをおこさないようにする。
⑦ 窒素肥料を一度に多く施肥しないよう
にする。
👉 有効な殺菌剤
① エアゾール剤; オルトランC、ベニカDX等
② スプレー剤 ; ベニカXスプレー等
③ 発生前なら ; ダコニール1000等
④ 発病初期 ; サプロール乳剤等
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