投稿 2020年6月27日(土)
平成29年6月17日 レモンの挿し木をやってみました。
レモンの挿し木
挿し木とは、植物の枝・茎・葉等を切り取り、土に挿して根を出させることです。
枝先端部のみずみずしい感じの枝、伸長中のやわらかい枝は、挿してから腐りやすい為むいていないようです。伸びが止まり、葉は展開し固まったところの枝がレモンの挿し木に適しているようです。
適期としては、6月の梅雨の時期が良いと言われています。接ぎ木に比べ、実がなりにくい、病気や害虫に弱い、寿命が短いと言われるようです。しかしながら、台木を用意しなくてもよく、比較的簡単に苗木を増やせる点は魅力です。
柑橘類は、比較的簡単に挿し木できる種であると言われてます。私が挿し木をした際は、例えば「発根促進剤」を使用しましたが、全く何も付けず「切った枝を、土に挿した」だけで根が生えてくるとも言われています。
①展開し固まった枝を挿し木する、
②雨が当たらない日陰で育てる、
③毎日朝・夕水をやる等が、
挿し木を行う際のポイントとして挙げられますが、「しっかりと毎日水をやるだけで挿し穂に根は生えてくる」と思います。
挿し木成功のポイントの2番目「雨が当たらない日陰で育てる。」
挿し木をした時、7本の挿し穂をプランターに挿し、玄関先の日陰で育てました。それから、1本の挿し穂を、日向に置いてある鉢の開いているスペースに挿してみました。本当に「雨が当たらない日陰で育てる」ことが必要なのか否かを検証する為です。
今迄も、都度その成長を確認してきましたが、本日はこの日向で育てた挿し木鉢植えレモンだけの成長を振り返ってみたいと思います。
6月の挿し木後、8月27日にはプランターから個々の鉢に植え替えました。更なる成長を求めて。
プランターで育てていた7本の挿し穂の内、1本は枯れてしまいました。根が出たかどうか都度確認のため引き抜いてしまっていた挿し穂です。6本の挿し穂を鉢に植え替え、そして、日向で育てていた挿し穂は、そのまま陽も雨もあたる鉢に置いておきました。
そして、こちらが10月7日の様子です。
クリックで拡大します。
ご覧の通り、日陰で育てた挿し穂は、全て新たな芽が出て、大きく成長しています。しかしながら、日向で育てた挿し穂は植えた時のままです。枯れてはいないものの、全く成長しておりません。①雨にあたる、あたらない、②陽にあたる、あたらない、だけの違いですが、こんなにもその成長に違いが見られました。
この時点で、今後の成長も予想されました。
日向で育てた挿し木鉢植えレモンは、枯れてしまうか、或いは、枯れないまでも、きっと、ひ弱な苗木となるのでしょう。
そして、翌年、平成30年4月15日の様子です。
この日まで、日向で育てた挿し穂は植え替えもせず、挿し木した時のまま育てていましたが、ほとんど成長を見せてくれない為、流石に1つの鉢に植え替えてあげる事にしました。
「日向で育てたらどうなるのか?」の検証は終了です。
「ひ弱な苗木は、元気に復活するのか?」の検証に切り替えました。
ただ、ここから、「雨のあたらない、日陰」で育て始めた訳ではありません。他の苗木達と同様「雨は当たりにくい縁台」で育て始めました。陽は十分当たる場所です。
それから約9か月後の平成31年1月27日の様子です。
だいぶ成長してきましたが、まだまだ幹の太さに違いが見られます。一時は、「これ以上の成長は期待できないのだろう」と思っていましたが、そうでもなかったです。少しづつですが、追い付く程の成長を見せてくれ始めました。
そして、平成31年5月5日。再度、日向で育てた挿し木苗の植え替えを行いました。
そして、その後の7月17日の様子です。
一見で直ぐに分かる程、まだまだ幹の太さに違いがありますが、この2か月後の9月28日には大分違いが分かりにくくなります。
そして、本日、2020年6月27日の様子です。
平成30年4月15日。最初の植え替えをしました。「ひ弱な苗木は、元気に復活するのか?」に切り替えた時です。それから、約2年で完全に追いついていると言えるのではないでしょうか?
今、想像できます。
今の7号鉢から9号鉢にして植え替えたとしたら、
この苗木は、もっと急成長するだろう( ^ω^)・・・
ひ弱そうな苗木があったとしても、
その後の対処により、元気に復活させることは可能。
どの程度の大きさまで成長させたいのか?
どれぐらいの数の果実を生らせたいと思うのか?
それによって、根と樹の大きさを調節していかないと。
この後の様子も続けて見守っていきたいと思います。 😆
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