ピオーネ 毎月の記録

ピオーネの成長 2021年4月 
萌芽は枝の先端部から始まる? 
更なる肥大化の為に。

令和3年4月18日(日)

 

本日、こちらの、

最高気温 15℃
最低気温  8℃ の予想です。

 

 

先ずは、先月 3月20日(約1ヵ月前)の写真です。

 

芽の様子。
画像クリックで拡大します。
ほとんど「緑」が見えません。

 

20日時点では、全く萌芽していません。

 

R3.3.24

 

その4日後の24日。残している写真の中では、この日初めて芽に動きが感じられました。

平成30年は、4月7日
令和1年は、4月13日
令和2年は、4月4日

に、その年初めての動きを確認しています。 例年よりは少し早い感じでしょうか?

 

そして、本日、18日の様子です。だいぶ緑が分かる様になってきました。ここで気になり始めた事があります。昨年まではテッポウムシ被害にあい、「枝」が全くなく「幹」1本からのスタートばかりでしたので気付きませんでしたが、萌芽は枝の先端部から始まるものなのでしょうか?

令和3年3月31日
枝の先端部から萌芽しています。

 

そして、今の様子がこちらです。

令和3年4月18日
R3.4.18 上から見た感じ。
幹側の枝は未だ萌芽していません。

やはり、先端部からの新芽が大きくなっていきます。そして、じわじわと幹側に向かって萌芽し始めています。新梢の芽欠き・誘引についての説明書きにも「主枝や結果母枝の先端部から伸びる新梢ほど旺盛に伸び、開花が一斉にそろわなくなるため、早い時期になるべく長さのそろった新梢に制限します。」という文章がありました。ぶどうは、枝の先端部から元気よく成長し始めるという事なのでしょうか。日が経つにつれ分かってくる事なのでしょうが、先端部の新梢に生っている花房は既に大きくなってきています。幹に近い枝には萌芽し始めたところのものもありますし、より近い部分は全く萌芽していません。これでは、昨年以上に開花時期が違い、ジベレリン処理の時期が違ってくる事が予想されます。

 

何故、この時期にそんなにその事が気になるのか?

 

大きな蕾は大きな実になる。ぶどうの房はその蕾の集まり。後でホルモン剤を使って大実にしようとしても限界があります。一つ一つの蕾を最初の段階で如何に大きくしておくか。スタートは早い段階から始めないと行けません。 新梢が伸び始める若い時期の蕾にフルメット処理することで蕾自体が大きくなります。今度は早い段階での摘蕾。余分は蕾はなるべく早い段階で落しておく。こうした下準備をして第1回目のジベ処理に臨みます。若い蕾の時のフルメットで一つ一つの蕾を大きく。摘蕾でさらに蕾を大きく。1回目のジベ処理とフルメットを合わせておく。2回目のジベレリンの濃度を高めてジベレリンの肥大効果を高める。

日本一の果実さんコメントより

ブロ友の日本一の果実さんから昨年頂いたコメントです。忘れっぽい私ですが、この点については記憶しておりました。「来年は蕾の内にフルメット処理を行おう」 そして萌芽が始まりました。「蕾はどれぐらいの大きさでフルメット処理をするのだろう?」「 どれぐらいの濃さのフルメットにすれば良いのだろう?」 私のいつもの癖です。「取り敢えず、やってみよう!」という事で先週 10日フルメット処理を行ってしまいました。フルメットの濃度は10ppm。濃過ぎたでしょうか?今から考えますと 2~5ppmでも良かったのではないか?とも思います。また、時期も少々早すぎた感じもします。花房らしく見える様になっているものもあれば、まだ豆粒の様な花房もありましたが、全部にフルメットをスプレーで噴き付けてみました。(展葉6~8枚時、花穂発育促進の為に使用する場合は1~2ppmとの記載がありました^^;)

やってみて思ったこと。これから幹側に向かってどんどん新たな萌芽が始まる。どこの花房は処理済で、未だの花房はどれなのだろう? 開花時の第一回目のジベ処理では目印を簡単に付けられます。ジベ処理した花房の手前に生っている小さな蕾を少し残しておけば目印になります。そして、2回目のジベ処理が終わればその目印蕾を切り取れば良い。 が。。。今回はどうすれば。。。 というより、1週間経った今、もう既に分からなくなっています(今あるものはほとんど噴き付けたものと判断できますが)。なので、私にとって今、萌芽時期にこれだけ差があるのは問題です。 :mrgreen:  昨年までのジベ処理をした時の様子はこちらです。

 

 

これからする事

  • 蕾にフルメット処理
  • 開花時フルメット・ジベレリン混用処理
  • その10日後、ジベ処理
  • 花房の先、葉6枚程度を残し摘芯
  • 副梢・巻きひげ切除、摘房(1新梢に1房)
  • 誘引(新梢が50㎝程度になったら実施)

さて、そろそろ副梢と巻きひげの手入れ等色々な戦いが始まる季節となりました。最も自信がない部分は「捻枝」です。どれだけ慎重に捻ってみても、何本かは根元からポキッと折れてしまいます。^^; 花房がついている枝だとしたら、枝だけではなく心も折れてしまいそうです。^^; では、最後に本日の全体の様子を記録しておきたいと思います。

 

R3.4.18
R3.4.18

 

 

~ あとがき ~

 

さて、先日ブロ友のgerogeroさんから筍を頂きました。掘れたて採れたてです。^^

以前、接ぎ木用の接ぎ穂をお送りさせて頂いたのですが、そのお礼との事でした。では、日本一の果実さんへお裾分けしなければとも思いましたが、申し訳ございません。初日でほぼ食べつくしてしまいました。^^;

 

煮ました。
この煮たのを天ぷらにも。
筍ごはん

 

ダンボール箱に3本も入っていまして、食べきれるかな?ムードが漂ったのですが、凄く美味しく、一瞬で食べつくしました。筍ごはんが私にとっては少々薄味でした。天ぷらは最高です。筍料理の中では天ぷらが一番美味しいと感じます。この筍、gerogeroさんにとっても「最後の筍」だったそうです。そのブログ記事が「こちら」です。大変貴重な筍を頂戴しました。季節の品をその時期に食べるのは本当に贅沢です。ありがとうございました。  🙇‍♂️

 

 

 

 

 

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  • この記事を書いた人

korolemon

■ニックネーム korolemon Lemonを育てています。 子育て奮闘記ならぬ、Lemon育て奮闘記です。 自宅の庭で、ちょとした隙間を見つけて、ちょっとした家庭栽培・・・ 自分で調べた「あれこれ」を実際に自分でやってみて、 どんな結果になるのかの検証です。 奮闘記です。

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