2023.11.11 更新
令和5年11月4日(土)
「洗濯物を干す時間がない」「部屋干しすると臭い」等という問題を抱えている方は多いのではないでしょうか? そもそも「洗濯」って時間がかかります。「洗う」のは洗濯機がしてくれるにせよ「干す」「取り込みたたんで収納する」という作業が続きます。
みなさんのお悩み(大阪ガス様パンフより抜粋)
- 雨の日が続いて困っています。
- 直ぐに乾かしたいのに忙しくて時間がない。
- 外干しだと冬場の乾きが悪い。
- 子供が沢山汚して大変。
- 花粉や黄砂、ほこりや排気ガスの付着が気になる。
当家の洗濯は、おばぁさんが担当してくれています。私も妻も共働きで、おばぁさんは終日家に居るからです。そもそも掃除と洗濯は嫌いではないらしく(あまり好きではない料理はしようとしませんが^^;)自発的にしてくれていました。
問題は干場でした。洗濯機は1F、干場は2Fのベランダです。83歳となったおばぁさんが濡れて重くなった洗濯物を2Fまで運ぶのは大変な作業となっていました。「誰かが2Fまで運んでくれたら助かるのに。」おばぁさんも言葉に出す様になっていました。「屋根付きのウッドデッキでも作ろうか。」 1Fに干場を作る事を考えていました。場所、広さ、コスト。その話をすると「そこまでせんでいいよ」とおばぁさんは言うのです。そんな時に偶然知ったのが「乾燥機 乾太くん」です。
「洗濯物は干さない」という発想。。。
そもそも洗濯物を干す事自体しなくて済むのであればそれに越したことはありません。
だいぶ前に乾燥機を買って洗濯機の上に設置していた事があります。が、なかなか乾きませんでした。「こんなに時間がかかるなら」「半乾きの衣類を後でもう一度干す事になるのであれば」。。。 結局は乾燥機を廃棄しました。使われず、場所をとるだけとなったからです。
しかしながら、この「乾太くん」であれば「早く」「完全に」乾くとの事でした。初期費用(購入・設置費用)はそこそこするものの、当然、ウッドデッキを設置する程ではありません。ランニングコストも、当家の様な老人3人世帯なら 40円/1回程度なのではないでしょうか。洗濯物の量が凄く多くなった日でさえ 80円内外で済みそうです。
「乾太くん」導入のメリット・ディメリット、費用等は他に紹介記事が沢山あると思われますので、ここでは、当家で問題とした点に絞って紹介させて頂きたいと思います。
もくじ
ドラム式洗濯機との比較
乾燥機単体を買うよりも「電気ヒートポンプ式全自動洗濯乾燥機」に買い換えた方が良いのではないだろうか? 今使っている洗濯機はまだまだ使える物だったので勿体ない気もしましたが、洗濯・乾燥一体型であれば、洗濯開始ボタンを押せば後はお出かけしても大丈夫(洗濯開始から乾燥終了まで全自動)です。乾太くんであれば、洗濯が終わるのを待って乾燥機に入れる迄は傍にいないといけません。また、「電気ヒートポンプ式」であれば乾燥に必要な時間もかなり短くなってきています。
乾燥機単体購入にした理由
- はやり電気よりガス式の方が早い。
- 洗濯を始めて直ぐに出かける事はほとんどない。
- 乾燥後の湿気を屋外に排出する方が安心出来る。
- 洗濯が2回以上になる場合、洗濯と乾燥を同時進行出来る。
- 将来、洗濯機と乾燥機それぞれ別で買い替えが出来る。
- 一体型のハイクラス機種は結構いい値段(高い)になる。
住まいの間取り、機器配置問題や見栄え等の要因によって「一体型の方が良い」という判断になる場合もあるとは思いますが、当家の場合は乾燥機単体で購入する方が良いという結論になりました。
「乾太くん」設置場所
乾太くんは大きいです。当家が購入したデラックスタイプ6kgの寸法は、高さ 67.1cm、幅 65.3cm、奥行 59.4cmあります(9kgは、奥行が8cm長くなる)。「設置場所があるのか?」が問題となる程大きいです。しかも、湿気を排出する方法を考えなければなりません。
当家の場合、洗濯機の上側に専用台を購入して設置する事にしました。スペース的に殆ど余裕がない所に設置します。「置けたら良い」では終わりません。「使いやすさ」が大事です。
乾太くんをあまり高い位置に設置しますと、おばぁさんの伸長ですと手が届きません。さりとて低い位置に設置しますと、洗濯物を取り出す時に乾太くんで頭を打ちそうな気もします。乾太くんを出来るだけ壁側に設置し、洗濯機を少し前に出す事と、状況によっては(おばぁさんが)台に乗る様にする事で「使いやすさ」を追求しようと考えました。
実際に設置してみた感じです。乾太くん設置専用台の高さは調整出来ます。当家では壁のスイッチの直ぐ上側にくる様な高さにしてみました。そして、ほんの僅かですが洗濯機を前に出してみました。今日はおばぁさんが居ないので分かりませんが、丁度いい高さになったのではないでしょうか。
洗濯物を取り出す時に頭を打つ事はないと思われます。また、洗濯物を乾燥機から取り出す時に中が見えにくく台に乗って取ろうとしても真っすぐ立てそうです。
翌日、小さな台を用意しました。これぐらいの台があれば妻でも乾燥機内部を全て見られる様になりました。おばぁさんが戻ってきたら見てもらいましょう。。。
ダンパー付き排湿口ガイド
「乾太くんを設置すると洗面所が寒くなる」という記事を読みました。業者さんにお聞きしますと「メーカーさんからは”そんな事はない”との回答を得ていますが」との事でした。要約すると、冬場になると排気口を通じて外の寒い空気が乾太くんの内部に入り込んでくるが、乾太くんの戸を閉めていれば洗面所にまで冷気が流れる事はない」と言う事でしょうか。
ここで気を付けたい事は、
① 今回の当初の見積もりはダンパー付きではなかった。
② ダンパー付きとの差額は、僅か1,000円程度。
③ 冷気だけではなく虫対策にもなる。 という事です。
開閉弁がついていると、空気(冷気)の流れが乾太くんに届く前に閉ざされます。この方がより安心出来るのは間違いない事ですし、ここで虫も入り込めなくなる事は大きいです。カメムシ等「どこから入ってきたんだろう?」という事もあるのに、通気口から乾太くんの内部まで空洞で繋がっているというのは心配です。ましてや、ダンパー付きにしても 1,000円程度しか変わらないのです(排湿管セットで購入した場合)。
業者さんはこの点について熟知しているかと言うと、そうでもなさそうです。様々な商品の取り扱いがあるのでしょうから、1つ1つの商品について全ての情報を把握しているという訳でもないのでしょう。つまり、こちらから確認しておかないとダンパー付きでない設置をされる可能性があるという事です。
ダンパー付きでない事が分かり、後からダンパー付きに替えてもらおうとした場合、配管が歪んでしまう事がある様です。ダンパー付き排湿口ガイドの高さが少し高いのか、これを後から付け加えると、その高さの分だけ配管が押し出され、ぐにゃッと曲がった形になる場合がある様です。(つまり、設置する時からダンパー付きにしておいた方が綺麗な設置となる。)
私は最初からダンパー付きにしましたのでその違いは実際に分かりませんが、後からダンパー付きに付け替えて冷気が止まったと感じている人がいる以上、この点には気を付けておいた方が良いと感じています。
乾太くんのサイズの選択
乾太くんには、
①デラックスタイプとスタンダードタイプ
②容量(大きさ)の違い
があります。
では、どのタイプの乾太くんを買うのが良いのでしょうか?
容量については、リンナイさんの上記記事の「どのサイズを選べば良い?」で詳しく記載されています。が、「大は小を兼ねる」と言いますか、私は当初「大きいものを買っておいた方が無難」と感じていました。
途中で「9kgタイプ」から「6kgタイプ」に変更した理由は「8cmの差」です。両者は乾燥容量と奥行の長さ以外は全く同じなのだそうです。冒頭にも記載しました通り、当家は年寄り3人の家族構成であり、然程洗濯物の量は多くありません。容量的には「6kgタイプ」でも十分だろうという事と、「奥行8cm下げられると圧迫感が多少なくなるのではないか?」という事です。
本日設置してみますと「大きさとしては、9kgタイプでも良かったのではないか?」と最初感じました(設置の際、洗面所にギリギリ入りましたので、その意味では奥行が狭いもので良かったのかもしれません)。しかしながら、洗濯機の前に立って実際に使う事を想像してみますと(6kgタイプで)丁度良い大きさだったと感じました。これがあと8cm前に出てくるとしたら。。。 容量については今後使っていくうちに感じる事となるのでしょうが、恐らくは「全く問題ない」という事になると思います。
タイプについては、当家では「スタンダードタイプ」の選択肢はありませんでした。業者さんも「色々な改善をされてリニューアルしたばかりのデラックスタイプがお勧めです」との話もありましたし、何より「糸くずフィルター」が手前に設置されている点が良かったです。
当初よりおばぁさんの使い易さを求めていましたので、使用する度に取り出した方が良いフィルターがドラムの奥に設置されているスタンダードタイプは選択出来ませんでした。おばぁさんの手が届かない可能性が高いからです。
工事の心配
最後になりますが、やはり工事がどうなるのかは心配でした。排気用とガス栓用で壁に2つも穴を開ける訳ですから。
後からでもちゃんと線を通せるものなのでねぇ。まぁ、無事について良かったです。
洗濯物が乾きにくくなる前に設置が出来て良かったです。おばぁさんは、なかなか乾かなくなると2Fベランダから洗濯物を降ろしてきて、暖かいリビングで乾かし始めます。それ自体どうかとも思うのですが、2度手間となって負担をかけているのも心配でした。
これから使っていくうちに感じた部分があれば随時追記していきたいと思います。。。^^
翌日追記 乾太くんはどれぐらいの音が出るか。。
設置翌日、初めて乾太くんを使ってみました。そこそこの音が出ます。動画では屋内の方がかなり静かの様ですが、実際には気持ち静かなぐらいです。もっとも洗濯機を使っても、そこそこ音は出ます。洗濯機よりは少々大きいぐらいでしょうか。廊下を挟んだ別の部屋に居ると全く気にならない程度です。
ただし、外の方は、お隣さんと距離が近いのであれば、一般的なパイプフードを付けるよりも排湿音低減タイプのパイプフードを設置した方が良いと思います。この音を知っていたら、私ならそうしたかもしれません。^^;
11月11日追記 使ってて感じた事
専用棚の角
乾太くんの専用棚の角は結構尖っています。危ないです。また、丁度頭部に当たる位置にあります。設置当初から「危ないな」と感じましたのでホームセンターでコーナーガードを買ってきて付けてみました。おばぁさんにも「ここ危ないから気を付けてね」と伝えていたのですが、それでも頭をぶつけました。ガードを付けていたから大きな怪我をしなくて済みましたが「同じ色だからか気付かない」と言うので、意識する様にタオルを巻いて目に入り易くしてみました。
糸くずフィルター
乾太くんんは基本的に使用の度に糸くずフィルターを掃除する様です。なので、6kg程度乾燥させた後取れたほこりを見てみました。それが上記写真です。1回でこれだけ入っていました。予想以上に多いです。
1回でこれだけ糸くずとかが出るって、衣類が相当縮んでいるんじゃないの?
今の所「衣類が縮んだ」と感じる事はありませんが、長期的に使ってみて判断してみたいと思います。
カッターシャツ
「カッターシャツは、アイロンがけが楽になる程の仕上がりになる。」と聞いていましたので、実際の仕上がりを確認してみました。「アイロンがけが不要」とは書かれていませんでしたので、丁度これぐらいでしょうか。確かにシワシワではない仕上がりですが、アイロンは必要です。
タオルの仕上がり
「太陽よりも、ふんわり仕上がる。」 乾太くんの紹介で、よくタオルの仕上がりの違いの写真が出ています。「繊維1本1本を立たせて乾燥させるから、ふんわりやわらか」 実際にはどれぐらい違うのだろう?と思っていましたので当家のタオルの違いをアップしてみました。同じ種類のタオルです。左側は天日干しで、右側は乾太くんで乾かしたものです。期待し過ぎていたからか、期待していた程「ふんわりやわらか」とは感じませんでした。ですが、こうやって横に置いて比べてみると大分違いが分かります。「繊維が立っている」事も分かります。
ランニングコスト
乾太くんデラックスタイプはスマートフォンアプリ対応であり、ガス・電気料金の単価設定は自身でしなければらないものの、そのアプリでランニングコストを確認する事が出来ます。
現在の単価を入力してランニングコストを見てみました。上記写真は30円/1回となっていますが、今の所 平均的に 40円内外といった所でしょうか。当然の事ながら、料金は洗濯物の量と単価で変わってきます(洗濯のコースによっても変わります)。当家は老人3人暮らしで然程洗濯物の量はありません。乾太くんの半分より少し上あたりまでの洗濯物の量がほとんどで、乾燥時間は 45分(標準コース・自動計算)、料金が(現在の単価で)40円内外という感じです。「結構沢山洗濯物を入れたかなぁ?」と思っても、なかなか乾燥時間マックスの 60分になりません。いつか8割程入れて、どれぐらいの時間・ランニングコストになるのかを見てみたいと思います。
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