カラタチに取り木をしてみた!
挿し木より上手くいくでしょうか?
2019年1月と3月にカラタチの挿し木を行いました。
剪定した枝が勿体無かったから。
そして、将来検証する為の台木を育てる為。
1月に挿し木をした所、時期は3月の方が良いのでは?
とのコメントを頂いたので、3月もやってみました。
その時の記事が「こちら」です。
そして、今の挿し木達の状態がこちらです。
*1月に挿し木したカラタチ。
枯れてはいませんが、
左側の挿し穂は少し色が茶色くなってきた感じです。
*3月に挿し木したカラタチ。
一部枯れてきた挿し穂が出だしました。
が、それ以外は、未だ緑色をしています。
「そもそも台木のカラタチが遅いです。 私もカラタチの挿し木をしていますが、挿してから1年は生きているのかどうかも分かりません。 まずカラタチの挿し木は発根が遅いです。 なので挿してから1年は放置。 1年後に抜いてみると枝は緑であっても発根していないものも多々あります。 根も出さず枝が緑のまま枯れていないのも凄い。 発根していても肥料などの養分を与えていないので枝の太さは挿した時と同じ。 発根していれば2mmの太さの枝に接木してようやく成長を開始。」
というコメントを頂きましたので、気長に待つことにしておりました。
途中で完全に枯れてしまったら諦めざるを得ませんが、
それ迄は、1年待つつもりで見守っていこう、
そう決めておりました。
今も、1年間待つつもりでいます。
が、一方で、
「カラタチやヤマトタチバナの挿し木は かなり難しいと感じています...。(レモンやオレンジの初根率は高いですが...) 台木などの使用目的に、それらを増やす場合は “取り木” が手っ取り早いと思います。(茎径が細くても可) “取り木” を仕掛けて約一ヶ月弱で、形成層(カルス)がコブ状になり、その部分から初根が始まります。このやり方でしたら、親木を強剪定で弱らせずに楽しめます。 また、 挿木を楽しみたいのでしたら、途中まで “取り木” で様子見して、白っぽいカルスが出来るのを確認してから(穂木を)切り離して挿し木に変更すると ほぼ100%成功すると思います。 柑橘類の小苗は成長が早く、有機肥料をやればやるほど大きくなるので、初春~晩秋の間、成長過程を楽しむことができますね...。」
とのコメントを頂きました。
「取り木」
素人の私は、「取り木」という存在すら知りませんでした。^^;
先ずは、お勉強です。
「取り敢えずやってみる!」の私ですが、
最近少々、お勉強癖がついてきました。 ^^
高取り法、圧条法(枝伏せ法)、盛り土法等・・・
高とり法(空中取り木)には、
枝や幹を勘定剥離するやり方や、
切り込みを入れるやり方や、
針金等で縛るやり方等、色々方法があるようです。
挿し木と比べて、
・根が出てから切るので、それまで元の樹の栄養分を摂取する事が出来る。
*枯れる事が少ない。
・初めから形の良い枝を選ぶ事が出来る。
・挿し木で発根しにくい植物でも成功率が上がる。
等のメリットがある一方で、
・挿し木で簡単に発根する種類では使われにくい。
・時間がかかるものが多い。
・一度に数を沢山増やせない。
等のディメリットもあるようです。
今、私は「沢山の台木」を必要とはしていませんし、
そもそもカラタチは実生で育てるのが主流で、
挿し木は1年程の長期戦となる事が分かっておりますので、
取り木を試してみたくなりました。
ただ、コメントを頂いた時に心配になった事。
私がカラタチの苗を頂いたのは最近で、
露地植えのものも、鉢植えのものも小さいという事です。
つまり、か細い枝しかないのに、
取り木が本当に出来るのだろうか?という心配。
「柑橘の種類によっては、水揚げが良い(葉が大きく充実したレモンや樹勢が強いオレンジ等)ものは挿し木が遣り易いですが、逆に、水揚げが宜しくない(柚子、橘、枳殻、金柑類等)と思われるものは挿し木に不向きなのかも知れませんね...。 柑橘類の取り木では、一年枝や当年枝(穂木が伸びて固まったもの..)のように細い枝でも簡単に取れます。 細い枝でしたら、お目当ての部分に、適切な方法で傷を付け、切口を湿らせたガーゼ等でグルリと簡易に巻き付けて、その上から乾燥を防ぐようにサランラップ等を巻いて完了ですが、中のガーゼ等が乾燥しないように時々チェックを要します。適期でしたら2~3週で白いカルスが現れます。(様子を見て、切り取って挿し木に変更します・・・その後、直ぐに根が出てきます。)」
「太い枝を取るなら、少し時間と手間が要りますが、形成層を除去した切口にポリポット(ポリポットで取り木を検索)を巻いて、その中には軽くて保水性の良い鹿沼土が適していると思います。(根の出が良いです。) 但し、 初根後に切り取った芯の部分は確実に取り除かないと、上部(地上の..)の芯の部分も同じように(形成層が死滅して..)剥き出し状になります。 なので、地中の根の部分でも傷害誘導性のカルス形成は非常に大事ですね...。」
このコメントを頂いて「やる気」が俄然出てきました。
か細い枝でも出来るかもしれない!
では、取り木の適期はいつなのでしょうか?
基本的には、いつでも出来るようです。
ただ、根が生えてきて切り取り、植え替えた後、
その枝が成長する時期であった方が良い事から、
2月~6月頃が良いようです。
独立させた時が冬であれば、
その後、なかなか成長しにくいですよね。
それはそうだ、と納得しました。
であれば、急がなくてはなりません。
早速チャレンジしてみましょう!
と思ったら、本日は雨模様。
雨の合間をぬって、1か所だけチャレンジしてみました。
先ずは、道具を揃えてみました。
・ナイフ
・発根促進剤
・濡らしたガーゼ
・サランラップ
・紐
*綿棒(発根促進剤を切り口に塗る為)
露地植えのカラタチに切り込みを入れてみました。
まだまだ小さいので、
出来るだけ下側で、太い枝を選んでみました。
2/3程を斜めに切ってみました。
切り過ぎては養分が回らないようになってはいけません。
2/3は切り過ぎ? と思いながらも所説通りにしてみました。
次に、発根促進剤を綿棒を使って塗ってみました。
ちょっと切り過ぎ感もあったせいでしょうか?
けっこういっぱい付いた感じがします。
少し、いや~~~な感じもしましたが・・・ ^^;
それから、水で濡らしたガーゼで巻いてみました。
次に、サランラップで巻きました。
その上下を乾燥しないように紐で縛る!
1人作業なので難しいかな? と思いましたが、
水で濡らしていたからでしょうか?
案外簡単に出来ました。
後は、マメに様子を確認して、
水分補給に余念が無いように気を付けたいと思います。
こういう所で、いつも失敗する私ですから・・・
ちなみに、接ぎ木した所は、
まめに台木側の芽欠きをしていますよ!! ^^
レモンもしてみようかな?
と思いましたが、レモンは挿し木の方が上手くいく
ようなので、これで様子を見てみる事に・・・
本日の出来栄えは、こんな感じになりました。
さて、これで水をさしつつ、
2~3週間後には1度様子を確認してみたいと思います!
ほんの少しでも、
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宜しくお願いします。