レモンとピオーネに接ぎ木をしてみた!
人生2度目の接ぎ木。
今回は動画も残してみた!
平成31年2月24日 接ぎ木用の挿し穂を頂きました。
その時の記事が、「こちら」です!
そして、先週の、平成31年3月2日(土)に接ぎ木を行う予定でした。
4月では、既に根が動き始めています。
根が動き始める少し前がベストという事でしたので、
3月の第1週末を接ぎ木の適期としていました。
しかしまさかの、メデールテープが無くなっていた事件発生。
早速、ポチりしました所・・・
きっちり届いてくれました。
30Mあれば大丈夫でしょう。
では、さっそく始めましょう!
本日、9:00スタートです。
道具を出し、穂木を冷蔵庫から出してきました。
昨年の接ぎ木の様子が、「こちら」です。
昨年は接ぎ木した箇所をビニール袋で覆いました。
湿度を保つ為。
今回は、ビニール袋は止めました。
メデールテープで穂木全部を巻く事により、
保湿は可能としてみました。
これがアウトならば、全滅です。 ^^;
心配なのは、2週間冷蔵庫で眠っていた穂木達です。
成長を始めていないでしょうか?
2週間前と何ら変わった所はないようです。
ただ沢山穂木があるので、作業中に乾燥してはいけません。
水に漬けておきました。
さぁ、それでは始めるゾっと思った時、
あまり見ない鳥さんがやってきました。
お腹のあたりがオレンジ色でした。
しょっちゅう来る鳥さんではありません。
何か食べられるものがあったのか、なかなか離れませんでした。
昨年の接ぎ木・・・
失敗して枯れた穂木はそのまま放置されていました。
今年頂いた穂木が沢山あったので、
この枯れた場所も使っていかなければと思い、
皆さん(枯れ穂木)には退場して頂きました。
昨年と違う点がもう1つあります。
台木の成長が始まっています。
目に見えて分かる程、成長が始まっています。
今年の冬は、「暖冬」という言葉では片づけられない、
「冬がなかった」と呼べる程ではという感じがしています。
さて、それでは早速、穂木を切っていきます。
穂木には1~3つの芽を残して切るのが良いそうです。
昨年は20㎝程の長い穂木を使用しました。(沢山の芽が残っていた)
今年は、少し短めでいきたいと思います。
穂木の形成層部分を、台木側の形成層部分と合わすように接いでいくのですが、
この切断面にデコボコを作らず、「ピシャっ」と切らないといけないようです。
*台木と接合した時に隙間ができる原因になります。
手で一気に引いて切ると切り過ぎる場合もあり、まな板の上で切るようにしました。
これが、人生1回の経験しかない私にとってはまだまだ難しい作業です。
穂木の切る部分も、台木の切り込む深さも、3㎝をイメージ。
それから、接合する所だけではなく、
穂木全体をメデールテープで巻きました。保湿効果を高める為。
今年は、接ぎ木作業後ビニール袋をかけるのは止めました。
このメデールテープで巻く時の動画がこちらです。
三脚を使った1人撮影なので、少々ご辛抱下さい。
ポンポコ音が鳴っているのは、長男坊がドラムの練習をしている音です。
これは、昨年も記載した「形成層を合わす」イメージ図です。
右端の図からも分かるように、台木と穂木の大きさが、
全く同じでない限り、両端の形成層が合う事はありません。
図で書くなら、こんな感じになるのでしょうか?
では、台木の切る場所を端の方にしたらどうでしょうか?
台木は穂木よりも太い枝を使用し、
台木の端側を切り込み、出来るだけ穂木と同じ幅となる場所としました。
又、台木は「その枝自体の成長が落ち着いている枝」の方が、
穂木に栄養が回るようになる事からも太い枝が好ましい様です。
*同じ理由から、接ぐ場所の誓うの枝葉は摘み、穂木に栄養がいくようにする。
逆に穂木は、1年目(2年目でもOK)が良いようです。
又、今回意識した、接ぐ時の注意点。
この写真は、昨年接ぎ木した際の写真です。
角度のキツイ方を上側に接いでいますので、台木通り真っ直ぐ伸びていません。
角度のキツイ方を下側に接ぐと、真っ直ぐ枝が伸びる事になります。
これが、昨年、ご指摘頂いた点です。
「柑橘の枝で枝の断面が三角の形状の枝があります。(穂木側) 三角の枝の平らな部分を薄く削りますとその平らな部分は全て形成層になります。 この場合は台木と穂木が多少ずれても活着します。 形成層は緑っぽいので分かると思います。 テープを巻く時に三角のままだと巻きにくいので三角の上半分をカットします。 あと斜めにカットした部分も活着部分になります。 あと台木や穂木で少し湾曲した枝があります。 こう言った湾曲した枝は湾曲した部分を削らず、側面を削ります。 側面は少し尖っていますが、ほぼほぼまっすぐで削った時に平面になり易いです。」
以前頂いたコメントです。
「三角の枝の平らな部分を薄く削ると、その平らな部分は全て形成層となります。」
この部分がなる程なぁと思いましたので、三角の平らな部分を沢山使いました。
ただ、その逆側が山になっている事が多く、この山を削るのが難しかったです。
どうやっても厚みが残ってしまい、台木に噛ませるときっちり付いていない感じがします。
そんなあんなと思案しながら、台木を切ってみた写真です。
台木側は太めの枝を切りますので、少し堅い感じがあります。
力を入れず、シーソーするように少しづつ切る・・・
等と言っておりましても。。。
今年もマタマタ、左手を切ってしまいました。
接ぎ木ナイフは大変良く切れまして、血が沢山出てきます。
その後は、左手で枝を支えるのは止めまして、
ペンチで枝を挟み、支えるように変更しました。 ^^;
そんな苦労をしながら接ぎ木したのがこちらです。
接ぎ木した時も、動画を撮ってみました。
1人動画なので、本当にすいません。 ^^;
ピオーネも接ぎ木しました。
だいぶ枝が残りましたので、残った枝を挿し木しておきました。
挿し木の適期は6月。
穂木の成長も止まっている今挿し木しても難しいのかと思いますが、
穂木達には頑張って頂きたいものです。
鉢植えレモンにも、挿し木鉢植えレモンにも、
少し接ぎ木を実践してみましたよ!
さて、これで終了です。
終了時刻は、16:15。
実に、7:15の作業となりました。
*食事、休憩はとっていますが・・・ ^^;
本日の結果です!
* 鉢植えレモン ; みかん 接ぎ木2本
* 挿し木鉢植えレモン ; 大きい鉢に1本、小さい鉢に1本(各みかん接ぎ木)
* 挿し木 ; みかん 8種9本、葡萄 1本。
* 庭植えレモン ; みかん 接ぎ木 9種10本。
* 花柚子 ; みかん 接ぎ木 8種10本。
* ピオーネ ; ぶどう 接ぎ木 3種4本。
あとは、1つでも、2つでも、この接ぎ木が成功する事を祈りましょう。
接ぎ木近くから伸びて来る新芽等は、こまめに切除していく事にも注意しましょう。
後の記録を残していきたいと思います。
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平成31年3月23日(土)
頂いた、既に接ぎ木されたすももの苗から新芽が出ていました。
さすがプロです。
見入っていますと、接ぎ木部分の長さが違う事が気になりました。
私が接いだ部分は・・・
台木と穂木が重なっている部分の長さは、約1.2㎝。
これに比べて、先生が接いだすももは・・・
見た目から分かる程、接合部分の長さが違います。
接ぎ木テープをはがして見てみたい程、
「台木に挿している」というより「台木の横に沿わしている」
といった感じに見えます。
自分が接いだ接ぎ木の今後の成長を見ながら、
どのような接ぎ木が良いのか検証していきたいと思います。
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2回目の接ぎ木を行ってから57日経過。
まだまだ途中ですが、
あきらかに、昨年の1回目の接ぎ木とは
違う結果となってきます。
その時の様子が「こちら」です。
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